2015年5月19日火曜日

招待状ラッシュ

今日は結婚式の招待状の納品へ行ってきました。
元同僚からのご依頼で、招待状を筆耕させていただきました。
これ、本当に手書き?と第一声。
人の手で書いたものと思えないと感想をいただいて、とても嬉しかったです。

そうは言ってもまだまだ師匠の字には追い付きません。
追い付こうとしている事もおこがましいかもしれませんが、私の永遠の目標なのです。
こういう仕事をするようになって、改めて師匠の偉大さを実感しています。
さかのぼること10年前、学園の門をたたきました。
実務書道クラスに入学したのが師匠との出会いのきっかけです。
あまりに美しい文字に衝撃を受けました。
私は師匠の字が大好きで、大好きで、いつかは師匠の様に書けるようになるのを夢見て、
ず~っと追いかけてきました。
私の書の原点は実務書道にあって、こうして書を生業にするようになったのも、師匠の影響が大きいです。
『書は人なり』字はもちろんの事、師匠のお人柄にも惚れ込んでいます。
以前にどなたからか、『先生』という職業に就こうと思ったら、まずは『手本となる先生』が近くにいるかどうかが重要だと聞いたことがありました。
自分の字のレベルはさておき、私はこの点においては、クリアーしているなと確信していたので、『先生』を目指すことは夢ではないかもしれないと思った瞬間でもありました。
実際に、教える仕事をさせて頂くようになってからは、自分の未熟さに玉砕するも、
なにか問題が発生すれば師匠に相談すれば良いんだ!となぜか安心感に包まれてしまうのが不思議です。
師匠の背中を見ていれば、自然と進むべき道も照らされ、書と向き合う姿勢も正されます。
あとは少しでも師匠の字に近づけるようにこれからも精進していこうと思います。

おめでたいお仕事というのは続くもので、HPを見て下さった個人のお客様からも
先日、結婚式の招待状のご依頼を頂きました。
心を込めて筆耕したいと思います。

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