2020年1月25日土曜日

やってみるかやらないでいるか

こんばんは。
相模原市の書道教室・筆耕サービス【唯心】
瀬間唯心です。

17年も務めた会社の跡地の横を通りすぎる度に、
今、この状況に自分が居る事が必然だったのか偶然だったのか、
考えさせられます。

会社員時代、どんな気持ちで仕事をしていたのかさえも、
思い出すのが難しい位、遠い記憶になりつつあります。

前職はとても遣り甲斐のある仕事でしたし、
評価もしっかりしてくれました。
でも会社の業績ダウンと共に、
自分のモチベーションを保つのが難しくなっていったのも確か。
今後も“やる気”を伴ってステップアップするためには、
転職しかないと考え始めるようなったんだよな~と
うっすらとした記憶しか残っていません。

モヤモヤ期は退職を決断する4年前位からだったかな。
既に書道はがっつりと趣味としてやっていたけれど、
まさか仕事にすることになるとは・・・

でもある時、急に思ったんです。
あ、もう会社辞めちゃおうって。

この決断がいかに清水の舞台だったかは、

コンビニで美味しそうな新商品を見つけても
手が出せない程の保守的な私からは考えられないものでした。
そんな小さな後悔(折角買ったのに不味かったらショック)さえも
日々恐れているのに、
食い扶持が無くなるかもしれない事への不安は無かったみたいです。

よく大人の生徒さんから相談を受けるのですが、
師範を取ったらその先の進路はどうしようって。

私は必ず言うんです。
『大好きな書を仕事としてやってください』と。

『踏み込む勇気が無い』と必ず返事が返ってきますが、
あとはもう、やってみるかやらないでいるかの違いだけだと思っています。

私は、たまたま、やってみたというだけで、
もしやらないでいたら、今でも会社勤めを続けていたでしょう。

踏み込んでみた事で、初めて見える景色が沢山ありました。
大変な事は多いですが、楽しいです。

跡形も無くなってしまった会社の敷地を横目に、
何とも言えない寂しさを覚えながらも、
自分の決断は間違っていなかったと
自信が持てるようになった今日この頃。

あとはコンビニで、新商品をさっと手にとれるようになったら
最強なのにね~(笑)

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