おはようございます。
相模原市の書道教室・筆耕サービス『唯心』
瀬間唯心です。
昨日でお稽古が終わり、今日から少しばかりの休日。
やりたい事、やらなくちゃいけない事、
限られた時間、
時間配分が分かりません(^^;
さて、今日はちょっと、真面目なお話。
子どもの生徒さんに、いつもお稽古で言っているのは、
『書道は線が命なんだよ!』という事。
字形の事ばかり気にして、
線の丁寧さはあと回しになってしまう子が多いのですが、
まずは、線。
一画、一画、どれだけ丁寧に書かれた線なのかは、見て直ぐにわかります。
なので、どんなに字形が整っていても、線が雑なら、私はNGを出します。
線を丁寧にひくことって意外に難しいんです。
気持ちが先行してしまうので、はやく字を完成させたくて、
ついつい早書きになってしまう。
そうするとたちまち線がガサガサになって、
雑な印象を受ける作品になってしまいます。
特に子供の生徒さんには、とにかくゆっくり、丁寧な線で!と。
字形はそれから。
大人の芸術書道では、遅速緩急と言って、運筆のリズムも大切なので、
必ずしも一定にゆっくり書けば良い訳ではありませんが、
子どもの場合は、紙にしっかりと墨がのっている状態が好ましいので、
やっぱりゆっくり書くのは大切と思っています。
なので、ちょっと字形はまだまだだな~と思っていても、
丁寧な線がひけていれば、私はめちゃくちゃ褒めます。
『でも手本の形とは違う!』と言って、
生徒さんの方は悔しそうにしていますが、
それでもあえて、『上手だよ!』と言います。
書に取り組むうえで、基本中の基本、何が大切かを分かってもらいたいので、
とことん丁寧な線を追及して欲しいです。
そんな風に地道にやっていくと、自然と字形は整っていくはずなので、
形に拘るまえに、まずは丁寧な線を!
そんな風にいつも生徒さんには話しています。
『丁寧さ』というのは、書に限らず、
人とのコミュニケーションの上でも大切な事ですよね。
また思いやりの気持ちに繋がるものでもあると思いますので、
大切にしてほしいです。
口で言うのは簡単。
私も常に心掛けたいです。
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